記事の筆者
松本 尚典
Yoshinori Matsumoto
- URVグローバルグループ 最高経営責任者 兼 CEO
- 株式会社URVテクノインテリジェンス 代表取締役社長
- モデル芸能事務所DRISAKU®︎ エグゼクティブプロデューサー
株式会社ISIプロダクションの岩田有弘社長とお会いして、意気投合する
株式会社URVテクノインテリジェンスは、TBSのお膝元、赤坂に本社を構えています。
その場所がら、麻布法人会に加入させていただいています。その麻布法人会の会員企業交流会で、同業のモデルプロダクションである、株式会社ISIプロダクションの岩田有弘社長と知り合い、意見交換をさせていただく機会に恵まれました。
僕は、URVグローバルグループのCEOとして、モデル芸能プロダクションDRISAKU®︎以外の広域な事業を展開しています。
一方で、岩田社長は、エンタメ業界の「モノづくり」に徹した経営者。御自身で、銀岩塩というプロデュースユニットの代表として舞台の企画・構成をてがけ、かつ、エンターテイメント風集団 秘密兵器のメンバーとして舞台の出演もされておられる、「エンタメ一刀流」の経営者です。
プロデュースから、芸能人人材育成、そして御自身でのご出演まで、幅ひろい能力を発揮されている経営者で、お会いしてみると、非常に好感度の高い魅力的な人物です。
岩田社長と僕は、個性が全く違う経営者同志、非常に意気投合しました。
そして、僕は、岩田社長から2022年の年末に秘密兵器が興行された、「おちゃのま」にご招待をいただき、行って参りました。
日本のエンターテイメントを、海外へ輸出したい!
岩田社長が「おちゃのま」に、僕をお招きいただいたのは、おそらくは、僕の海外進出支援事業にご興味を抱かれたためだと、僕は推測しています。
「おちゃのま」は、AKB48の川原美咲さんをはじめとする、素敵なキャストを迎えて、エンターテイメント風集団 秘密兵器がはじめて手掛けた「時代劇」の舞台という、野心的な作品です。
江戸時代の旗本屋敷を舞台とする、女優さんたちの華やかな衣装、舞台いっぱいに展開される立ち回り、そして随所で笑わせるコメディ風の演技が、日本のエンタメの海外輸出作品のポイントとして使えないかということを僕に見せたくて、岩田社長が、あえて僕をお招きされたと僕は解釈して、お言葉に甘えてお伺いしたわけです。
韓流に負けず、日本のエンタメは世界を目指そう!
日本のエンタメ業界は、欧米を意識した海外進出という点で、韓流に大きく水をあけられていると僕は思っています。
韓国は国も小さく、内需が日本と比較して非常に小さい国です。人口の多くが首都のソウルに一極集中しており、需要の拡大は望めません。
そのため、韓国のエンタメ業界は、最初から海外に輸出をして稼ぐモデルで、韓流のエンターテイメントを創っています。この点が、内需が大きく、国内(つまり日本語を話す日本人)を対象として、一定の利益をえられた日本と事情が異なりました。
その結果、欧米を意識した大胆なダンスで構成した韓流と、日本流の国際競争力の違いが、はっきりと現れています。
しかし、日本は、今後、エンタメの対象顧客となる若者が大きく減少を続けます。既に、一人当たりのGDPも、韓国や台湾を2023年には下回ります。
このような中で、日本のエンタメ業界は韓流を見習い、輸出向けのエンタメをつくり、文化の輸出をすることが絶対的に求められるのではないか、と僕は考えています。
岩田社長は、そんな僕の考えに共鳴され、そのヒントの一つとして、日本の輸出できるエンタメの原点を求めて、僕を「おちゃのま」に招待をされたのだと思います。
時代劇エンターテイメント「おちゃのま」
~年末の、幸せなひと時~
ご招待をいただいた「おちゃのま」は、企画・プロデュースで、プロデューサーが創りたいものに俳優さんや女優さんをあてはめるのではなく、演じる俳優さんや女優さんの個性にあった、企画・プロデュースがされていた作品だと、僕は感じました。
お芝居の中心に位置しているのは、かのこ役の吉川友さんと、福役の川原美咲さん(AKB48)です。あけすけなオキャンを演じる吉川友さんと、対照的に可憐で律儀な役を演じる川原美咲さんを、見事に対象させて、ストーリーを展開させています。
それを取り巻くのは、破天荒で大きな演技力のある、秘密兵器の俳優さんたちの演技でした。
女役の岩田有弘さんと、吉川友さん、川原美咲さんの日本舞踊や、秘密兵器の俳優さんの刀の立ち回りは、日本の時代劇の演じるプロ並みにまで高められていたと思います。まさに、日本をゴージャースに魅せる舞台になっていました。
時代劇がはじめてと言われていましたので、随分と訓練を積まれただろうと感じます。
このようなファクターを海外のお客様の目線にあわせて、企画・プロデュースしなおせば、充分、日本発海外輸出向けのエンターテイメントに仕上がるのではないかと思います。
秋元康さんも、エンターテイメントの海外輸出には、非常に積極的に取り組まれているとお聴きしますので、是非AKB48や、そのグループメンバーのアイドルの方々の出演を巻き込み、日本発のエンターテイメントの輸出に動いていただきたいと思います。
そして、勿論、我がモデル芸能事務所DRISAKU®︎からも、出演できるダンサーや女優さんの発掘と育成を強化していきたいと思っております。
URVグローバルグループ 海外進出支援事業のご紹介
グローバルビジネスの経験豊富な人材と、展開エリアに精通した人材
そのコラボレーションで、海外進出を成功に導きます
企業が国境を越えて、商品・サービスの生産・販売を行うためには、複数の国のマーケット環境や、慣習・法制度・税制を総合的に検討し、最適な方法を選択する必要があります。
企業が行う活動に対する各国の情報収集と分析、視察の支援、現地体制の選択と設立、生産体制構築支援、外国企業との契約や合弁の交渉、展示会出展支援や営業活動支援、販路開拓支援、採用教育支援。
日本人のグローバルビジネスの経験を積んだスタッフと、現地情勢や言語に精通した現地スタッフがチームを組み、クライアント企業と共に、現地で汗をかきながら、海外進出の成功に向け、共に取り組む。これが、URVグローバルグループの海外進出支援事業です。