ブランディングの確立は、顧客を商品に誘導し、商品の価格戦略も操縦する
懸命に商品の改良に努め、懸命に販路や販売チャネルを開拓したところに別の企業が参入し、価格が安いわけでもないのに一気にマーケットが持っていかれてしまう、ということは現在のビジネスでは頻繁に起きます。
このように、後発の企業がマーケットを短期で奪取できる場合、その後発の企業が先発の企業の商品を検証し、自社が先発企業に勝てる商品戦略で臨んでくる場合もあります。
マーケティングで成果をあげる、ブランディングのアプローチ
中小企業の経営者の経営コンサルティングを日々行っている僕からみて、中小企業の弱みの共通点はプロモーションが上手くない、という点です。
一定のレベルに達している中小企業は、商品・サービスで大企業に負けない良質なモノを開発し、企業努力で競争力ある価格をプライシングし、独自の販路や店舗・サイトで一定の販売をされています。
日本の中小企業の販売促進向上のウイークポイントは、プロモーション
長年に亘り、筆者は、日本の中小企業の経営者を支援して、その企業の販売促進に取り組む中で、感じてきたことがあります。
それは、日本の大企業に比較して、中小企業が圧倒的にマーケティングで弱いのは、プロモーション戦略であるということです。