■DRISAKU®モデル 対談
DRISAKU®エグゼクティブプロデューサー
松本 尚典
美容やエステモデル
松本:和香葉は、これまで美容業界やエステ業界など、女性の美を発信する世界のモデルで実績を積んできたよね?
和香葉の美しいフェイスや、透き通るような肌、そしてきれいな髪は、美容業界では、一番評価されやすいと僕も感じます。
和香葉:ありがとうございます。
パーツモデルとしても採用いただいていますので、パ-ツのご評価もいただけているのかと思います。ただ、一方で、私は、笑顔の表情を求められることが少なく、現場でも「無理に笑わなくていいよ」と言われることが多いんです。
松本:ちょっと、わかる気がする。
和香葉の魅力は、強い目チカラだからね。特に、今(2023年1月)のように、マスクでインタビューをしていると、より強い目の力を感じます。その魅力が強いものだから、笑顔よりも、強い表情のモデルとして起用されやすいと思います。
美容業界は、そういうモデルさんのほうが、採用されやすいよね。観るヒトに媚びないモデルも、大きな可能性があると思いますよ。
Z世代的なヒトとの付き合い方
和香葉:私は、撮影現場などでも、以前に他の現場で一緒になったモデルさんと会うと、とても仲良く笑顔で交流できるんです。
でも、友人の仲間との輪の中で、ずっと会話しているといった交流の仕方がすごく苦手で、友達からも変わっているね、と言われます。
松本:和香葉は、誰からも高い好感度を得るということを目指すタイプのモデルではないから、それも、和香葉の一つの持ち味になっていると思うよ。
和香葉の少し上の世代の、ミレニアム世代は、物心ついた時には、時代はまだアナログだったわけね。そこから、パソコン・携帯・タブレット・スマホと、短期間のうちに、情報通信の主役が変わっていった世代です。そのために、ミレニアム世代は、「流れに乗る」「流れに置いて行かれない」ことに、恐怖感に近い脅迫観念を抱いている世代です。
一方、Z世代は、もう物心ついた時にはスマホがあった、デジタルネイティブの世代なんです。「流れに乗る」といった価値観や、周囲にあわせるといった価値観を、Z世代は持っていません。
和香葉は、ちょうどミレニアム世代から、Z世代への移行期に位置している世代なので、周囲には、その両方の価値観の人が同時に存在するのでしょう。
和香葉は、僕が観るにZ世代型だから、友達付き合いの仕方も、Z世代型なんだよね。
そうなると、ミレニアムの人たちからみると、Z世代は「不思議ちゃん」に見えます。
和香葉は、きっとそういう感じなんでしょうね。
LGBTQへの共感
和香葉:私は、男性への興味というものも余りなくて、昔は、自分はちょっと変なんじゃないか、って思っていたことがあります。
今、LGBTQを社会が認めるようになる中で、私自身、その傾向が自分にあるのだと思っています。
松本:それもまた、一つの個性なんだと思いますよ。
「男らしさ」や、「女の色気」というものは、人間の性の本性ではなくて、一つの文化だと僕は思うのです。
例えば、宝塚の男役の方々は、男性以上に、女性から観ると「男らしい」でしょ。
一方、例えば、僕は先日、AKB所属の可愛らしい女の子が和服で日本舞踊を踊る舞台を観たんだけど、その中に、女装の男性が入って、日本舞踊を踊っていたのね。それをみて、僕は感じたんだけど、AKBの可愛い女の子よりも、女装の男性のほうが、断然、色っぽいわけね。
つまり、「男らしさ」や、「女の色気」は、異性が演じられる、ある種の文化なんだと思うのですよ。だから、男や女という性の在り方も、極めて流動的なのではないかと、僕は思うわけね。
その意味で、LGBTQを認め合う多様性とは、非常に高度な文化的な移行だと僕は思います。
僕のように、究極の女好きの男もいれば(笑)、男よりも女が好きな和香葉がいる。そのような共存の中で、お互いを認め合うことこそ、多様な社会の姿だと思います。
むしろ、モデルや女優として生きる人は、そこから醸し出せる雰囲気を、自分の個性に変えて演じれば、それが、オンリーワンの魅力になると思います。
ホラー映画や心霊ものの、主役を演じたい!?
和香葉:そうおっしゃっていただくと、とても元気が出ます。
私、ホラー映画や恐怖映画も大好きで、国内外のホラーものの、ほとんどすべて観ています。映画館にも、ホラーが得意な友達と一緒に観に行っています。
松本:それは、筋金入りですね(笑)。
映画館でホラーを観ると、逃げ場がないからね(笑)。スクリーンもでかいし、恐怖感が増しますよね。
ちなみに、和香葉は、美人だし、目のチカラが鋭いから、幽霊を演じることに興味はない?
日本の古典的な幽霊というのは、美人でないと演じられないと言われています。
和香葉:幽霊って、どんな演目なのですか?
松本:今は、リングや呪怨などの都市伝説系ホラーにとってかわられて、あんまり作られなくなったけど、古典的には、「四谷怪談」や「怪談牡丹灯篭」に代表される作品だよね。
人間の欲望と、呪いが絡み合うような作品の「主役」の幽霊。
和香葉:ものすごく、興味があります。
今までは、ホラーを見るばかりで、「演じる」ことに全く目を向けていませんでした。 仰る通り、人間の欲望をさらけ出す、目を背けたくなるような作品に出演するのは、私の性格に合っているように感じます。
是非、自分の個性と興味が活かせるような領域のお仕事に、チャレンジしていきたいと思います。
アドバイス
松本:では、最後に、僕から和香葉に、アドバイスを送りますね。
和香葉は、ビジネスパーソンとしても、とてもしっかりしていて、礼儀も正しい。そして、共演するモデルさんなど、周囲の人にも配慮が払えますね。
そして、強いアピール力も持っています。
今は、広告モデルとしてのお仕事の実績が多いですけれど、これからは、演技やMCなど、自分がもっている味を活かす幅広い活動をしていってほしいと、僕は期待しています。
アメリカ合衆国政府機関が、2023年の冒頭に、世界にあるリスクを公表しています。トップにロシアや、中国などをリスクとして並べている、その第9位に、「デジタルネイティブの台頭」をあげているのです。
これまで、Z世代のデジタルネイティブは、DXの推進役として、肯定的に受け取られてきましたし、日本でも、Z世代をターゲットとするマーケティングは、小売業などの重大な関心事でした。
ところが、アメリカ合衆国の議事堂占拠事件や、コロナ禍におけるワクチン反対運動のような、フェイクニュースに容易に扇動されるSNS発信を、アメリカ合衆国は、チャンスでなく、安全保障上のリスクと捉え始めました。
中国共産党の意向を受けやすいバイトダンスの運営するTikTokに扇動されやすいデジタルネイティブが主権者の中核になることを、既にアメリカでは、安全保障上のリスク要因だと把握しはじめたということです。
「流れ」に乗ることに脅迫観念を抱くミレニアム世代や、自分の殻に閉じこもってSNSだけのコミュニティの中で、自分の心地よい情報がトップ表示されることの中だけで生きていこうとするZ世代が、人類のチャンスではなく、人類のリスクだ、民主主義の暴走がはじまるリスクが潜むという時代に達しました。
このような中で、LGBTQを含む多様な価値観を受け入れ、多様なコミュニケ―ションを行い、自分の幅をネットとリアルの世界の双方で、バランスよく広げていくことが、今の若者にもとめられているのだと、僕は思います。
和香葉は、是非、ミレニアム世代とZ世代を繋ぐ時代に生まれた人として、そんな生き方をしながら、活動の幅を広げてほしいと思います。
是非、活躍を期待しています。
対談 2023年1月実施
DRISAKU®モデル 和香葉(Wakaba)のプロフィールはこちら
DRISAKU®モデル 和香葉(Wakaba)
透き通る肌と可憐な雰囲気が魅力のプロモデル
これまでにも、化粧品や美容の広告モデルの実績を積んできた、プロモデルの和香葉。
透き通るような素肌と、ストレートの黒髪で、落ち着いた、大人の女性を表現することに
最も優れたイメージを演出することができるモデルです。
礼儀正しく、非常に賢い和香葉は、広告の趣旨や、企業様の発信イメージを正確に理解し、
自らの役割を確実に遂行することができ、安定した仕事を進める能力は抜群です。
幅広い女性層にアピールし、共感をえることができる表現力にすぐれ、バランスのとれた演出を行うことができます。
とても誠実に、責任をもって仕事を果たせるモデルです。
和香葉のプロフィールの詳細はこちら
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